ほうれん草の健康効果。
緑黄色野菜の中で総合的な栄養は最強レベル。
特に脳力を高めるためには必須。
ビタミンK、ベータカロチン、葉酸、ルテインが特に豊富。
しかもビタミンCが他の成分の酸化ダメージを軽減してくれるため、安定的に栄養成分が摂取できます。
1日150gのほうれん草やケールで「脳は11歳若返る」という研究もあり、毎日摂取したい野菜。
他にもほうれん草のパウダーを5gを3カ月間摂取すると、お菓子やファーストフードのような不健康な食品に対する激しい渇望感が95%も消え、全体の体重も43%減少したとのこと。
これはほうれん草に含まれる「チラコイド」という成分が、食欲をコントロールするホルモンである「レプチン」の分泌を促してくれているから。
自然と健康的な食事にうながしてくれるというのはとても便利ですな。
ただし、ほうれん草で心配なのが「シュウ酸」。
これは多量に摂取すると尿路結石の原因になると言われている物質。
シュウ酸はほうれん草の他にもナッツや緑茶、チョコレート、ベリーなどにも含まれております。
しかし実際のところ、2007年に20万人を対象とした研究結果で「食品からとるシュウ酸と結石は関係ない」という結論が出ており、現在では心配ないとされています。
健康な人の腸内では細菌がシュウ酸を分解してしまうことが分かっており、2011年の論文によると体内に吸収されるシュウ酸の量は2~15%程度とのこと。
心配ならお湯を通せば半分以下になるため、さらに安心です。(生け花のように茎を花瓶に10分ほどさしておいてもいい)
ただし、リーキーガットのような腸になんらかの疾患を抱えている人は、要注意。
腸内細菌がうまく働いていないと、どうしても結石のリスクはあがってしまうそうです。
腸に問題がある人は、シュウ酸だけでなく、その他の必要な栄養も摂取できなくなるので、早めに治療して、ガンガンほうれん草を食べて脳も見た目も若返っていきましょう!