「パレチ」開発ストーリー

「私、これ買う」

展示会で、マレンギ(食品乾燥機)を見たたまさんは、その場で決断した。

 

「これがあれば、つっしーの『油で揚げないポテトチップス』がうちでも作れるね!」

つっしーさんのレシピにある「油で揚げないポテトチップス」。

本来じゃがいもは体に良く、それを熱弁するつっしーさんに心をうたれた、たまさんがどうしても作ってみたかったし、何より自分で食べたかった。

もちろん作ってみたらとても美味しかったし、軽くてとても食べやすかった。

 

これを出来る事ならたま農園の6次化産業として、商品化するのはどうか?

そのために、まずはつっしーさん本人の許可が必要だった。

ぬこちゃりというイベントにてつっしーさんにお会いでき、そこで試作したポテトチップスを渡したところ、こちらの想像以上にとても喜んで頂けた。

しかもその場でパレオさんに名付けをお願いして『パレチ』という商品名も頂いた。

 

いよいよ『パレチ』の商品化に向けて動き出す。
パレチを商品化するには色々な法律が絡んでくる。

まずは食品衛生責任者の資格をたまさんと角田の二人で取得。これは作る人に対しての資格。

そして次は場所の許可。パレチを作るための専用の工房が必要。
そのため空いている倉庫を改装し、保健所の許可を取得。

パレチの成分分析も行い、一通りの準備を行う。

パレチの味も大切。
塩味はもちろん、チーズ、コンソメ、カレー、のり塩と色々と試す。

色々な味を作って色々な人に食べてもらう。

結局チーズ味が一番好評ですぐ無くなってしまうため、まずはチーズ味からスタートすることに。

 

しかし、味見をしてもらっていて、ひとつ困ったことがあった。

じゃがいもを薄くスライスしてそのまま乾燥させるので、ポテトチップスとして食べた場合、固い部分があるのだ。

ポテトチップスは口に入れると「パリッ、サクッ」として、舌でもつぶせるくらいの軽さがある。

しかしパレチはそうはいかない。歯でしっかり噛みしめる必要がある。
食べ過ぎると口内が少し痛くなるくらい。

大人は気を付ければいいけれど、子供は口の中を怪我してしまうかもしれない。

これは色々な人に指摘されたし、自分たちでも悩みの種だった。

 

そんなとき、意外な方法で解決してしまう。

ある日角田がパレチ作りを手伝っていた時に、じゃがいものスライスのやり方を間違えて、細切りにしてしまった。

でもせっかくだから、そのままパレチを作る工程と同じく味付けをして乾燥させてみた。

これがまさかの大当たり。

 

固かったパレチが柔らかな食感となり、しかも味も染みてすごく美味しい。

もちろん味見をしてもらうと大好評!!

こうして現在の形の『パレチ』が出来上がりました。

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